リコピンとトマト
ビタミンとミネラル
トマトはリコピンだけでなく、ビタミンやミネラルなどの栄養素も豊富です。トマトが赤くなると医者が青くなる、ということわざがあります。具体的にどんな栄養素が含まれていて、何に効くということが研究されるはるか昔から、人々は経験的にトマトが身体によい食べ物だということを知っていたのです。
トマトには可食部100gあたり、15mgのビタミンCが含まれています。一般的な大きさのトマトは200gですから、1個のトマトで30mgのビタミンCが含まれていることになります。ちなみにレモンは100gあたり100mgのビタミンCが含まれています。しかしレモンは酸っぱくてそうそう食べられません。
トマトなら毎日ぺろりと食べられます。ビタミンCは夏風邪の予防や回復を促すのに最適です。また疲労回復や発がん物質を抑えてガン予防にもなります。コラーゲンの生成を促進するのもビタミンCの重要な役割のひとつなので、シミやソバカスを防ぐなど美肌効果もあります。抗ストレス作用もあり、現代人にぴったりの野菜と言えます。
トマトは脂肪の消化を助けるビタミンB2、貧血予防に欠かせないミネラルである鉄分、ルチンなど、トマトにはそのほかの栄養素も含まれています。とくにルチンは、ビタミンCと一緒に作用して、血圧を下げる効果があると言われています。
またインスリンの分泌を促すので、糖尿病の予防にもなるのです。脳細胞の酸化を防いで活性化するため、認知症にも有効ではないかと考えられているのです。高齢化社会にもトマトは欠かせない野菜といえそうです。