リコピンの効果
リコピンのこれから
リコピンについては、いまも色々な研究がされています。多いのはリコピンとアレルギーの関係です。ハウスダストにアレルギーを持っている人はたくさんいます。そのアレルギーの人にリコピンを持続的に摂取させたところ、アレルギーの指標である抗体が低下し、抗アレルギー作用を持っている可能性が示されたのです。
気管支喘息などのアレルギーにも効果があると期待されています。気管支喘息の患者に持続的にトマトジュースを飲ませたところ、喘息の症状が和らいだという研究結果があるのです。
リコピンは運動による疲労に対しても働くという研究がされています。運動している合間にトマトジュースを摂取することで、リコピンが体にたまった乳酸に働いて、運動したあとの疲労感を軽減させる効果があると言われています。
リコピンは動物を使っての研究もされています。神経変性疾患を持ったマウスにリコピンを持続的に摂取させたところ、神経変性症の発症を抑える働きをしたのです。また、遺伝的に老化が早まるマウスにトマトを摂取させたところ、学習記憶能の衰えを防止する効果があることが分かりました。パーキンソン病に対してもマウスを使った研究で、トマトはパーキンソン病の発症に抑制的に働くと分かっています。
トマトだけでなく、ニンジンや赤ピーマンから抽出したリコピンが、網膜の酸化的変性を抑制する効果をもっていることも研究されています。
リコピンについてはこれからも研究がすすんで、色々なことに活用されていくでしょう。