リコピンの効果

日本人とリコピン

トマトに多く含まれているリコピンという成分は、日本人にとって大切な栄養素といえます。いま日本の成人の6人に1人は、糖尿病か糖尿病予備軍であると言われています。リコピンは、血糖値を下げる働きがあるインスリンに作用するのです。その働きとは、インスリンの効き目が悪くなるのを防いで、血糖値を正常に下げる働きを保持するという効果です。

毎食トマトを食べていれば、血糖値を上手にコントロールすることができるでしょう。ちなみにトマトにはクエン酸も豊富で、このクエン酸にはデンプンをブドウ糖に分解する酵素の働きを抑制させる効果があり、糖の吸収を抑えてくれるのです。

最近日本人はコレステロールが高い人も増えてきています。コレステロールは細胞膜など体にとっては必要な成分といえます。しかし高コレステロールは、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの生活習慣病につながるため、コレステロールの過剰な摂取はよくないのです。

そこでまたリコピンが活躍します。リコピンは悪玉コレステロールの活性を抑えて、動脈硬化などを予防することができるのです。摂取しすぎたコレステロールに働きかけてくれます。

老化に伴って心配されるのが認知症です。老化して記憶力が低下したり、学習能力が低下するのは仕方のないことですが、脳の神経が酸化して脱落してしまうことが原因にあります。脳の神経細胞は活性酵素に弱いのです。またここでリコピンです。リコピンは活性酵素の働きを抑制する効果があります。リコピンを摂取することで、老化に伴う記憶力や学習力の低下の遅延が確認されているのです。これからの日本人にとってリコピンは必要不可欠な成分です。