リコピン基礎知識
スイカとリコピン
リコピンというとトマトをイメージしますが、スイカにもリコピンは含まれています。トマトは苦手だけどスイカは好きという人は、スイカでリコピン摂取をしてもいいでしょう。
スイカの食べる赤い部分は90%以上が水分で、果汁には7.9%の糖分と、少量のアルギニンとリンゴ酸が含まれています。
果肉、果汁の赤色の色素はもちろんリコピンと、カロチンの混合物なのです。種を食べる人はあまりいないと思いますが、種子には20%の脂肪分と50%のタンパク質が含まれています。スイカのカリウムやリン、マグネシウムなどのミネラル成分は、スポーツドリンクなどと似たような組成になっているのです。
スイカに含まれるリコピンには、活性酵素をおさえる抗酸化作用があります。活性酵素とは、普段はからだに入ってきた細菌を攻撃している物質ですが、大量に発生してしまうと体内を攻撃し始めてガンや老化を促進させてしまうのです。活性酵素の攻撃がはじまったとしても、リコピンはそれを鎮静化して守ってくれます。この抗酸化作用はたいへん強くて、いままでガンに効果的だといわれていたβ-カロテンの2倍の力があるのです。
しかしトマトと違ってスイカのリコピンは冷蔵庫で冷やしてしまうと成熟が止まってしまって、リコピンなど他の栄養素も減るのです。しかしぬるいスイカなんて美味しくないと思う人が多いはずです。スイカは常に冷やしておくのではなく、常温で保存しておいて食べる前に冷やすのがいいでしょう。